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【第八回】 黒龍 しずく 大吟醸 黒龍酒造 福井 山田錦


和おんで冬出荷のしずくが入ったと聞いたので「じゃあそれで」と頂くことにしましたが、なんか大将の微妙というか怪訝な視線を感じますw
聞くと春のしずくがイマイチだった件がトラウマになってまして…とのことなのですが、あれ?
ブログじゃこき下ろしましたが、お店でそこまで酷いという話をしたっけな?と思いつつ、テイスティング。
そして大将の超心配そうな顔w

香りは大人しいですね。
口に含むと透明感を発揮しつつ、透き通るような酸味に徐々に極めて上品な旨味が入り混じってきます。
おおう、これ完璧じゃねーの?と思いつつ飲み込むと、喉を通過する際になんかセメダイン系の後味を発揮してかなり台無し。
ネット上のレビューでセメダイン臭という表現を時々見掛けることがあって、何それ?とずっと思っていたのですが、なるほどこれがセメダイン臭かと納得。

評価的には道中レコードタイムを叩き出しながら来たのに最終コーナーで大クラッシュ、結果評価不能って感じですね。
心配そうな大将には後味が若干気になるものの、基本的には美味しかったですよとマイルドに且つ嘘ではない程度に伝えていますw
しずくじゃなければ可-良くらいのランクですね。
ただ元々しずくは極良評価だったので、それを考えるとこの一年で随分落ちぶれてしまったなあという印象は否めませんね。
とは言え、このしずくについては後味さえ何とかすれば完璧というレベルなので、秋出荷分はもう要りませんが、次回出荷分には汚名返上を期待したいと思います。

追記
一週間後に残りを呑んだのですが、セメダイン臭が完全に消えてました。
やや繊細な甘味が損なわれている感はありますが、一週間後の方が美味しく、これならば極良までは行かないですが、良くらいはあるかなと。
まあ一週間経たないと真価を発揮しないのでは困り物ですがw

【第八回】 黒龍 龍 長期熟成大吟醸 黒龍酒造 福井 山田錦


ボトルを撮り忘れたので、こんな画像ですが四合買いした久しぶりの黒龍の龍のレビューです。
第七回が2月なので半年振りですね。

だいたいどのスペックでも強弱はあれど黒龍らしさを感じることのできる黒龍シリーズですが、その中でもブレが少ないという意味では一番安定しているイメージの龍を久しぶりに頂きます。
香りはやはり大人しめ。
口に含むと柔らかく丸みを帯びた透明感を僅かに発揮しつつ、上品な甘味がこれまた上品な酸味に包まれて広がっていきます。
広がりきる前に辛味が徐々に入り混じってきて、全体的には穏やかな印象を与えつつ、雪が融けるように沁み入っていきます。

まあいつもの黒龍なんですが、龍は半年振り、黒龍シリーズでカウントしても春に飲んだしずく以来。
久しぶりに飲むと強烈に美味いです、極良。
最近は家飲みもやや頻度が落ち着いてきて、好きな銘柄も数ヶ月くらい間が空くのが当たり前になっていますが、美味しいお酒に感動しながら味わうという意味では、これくらい間隔をあけたほうが丁度良いなと痛感した黒龍・龍のレビューでした。
※そして同じく半年振りながら、ここまで感動しなかった飛露喜純米大吟醸はやはり可-良レベルだと再確認w

【第八回】 洗心 純米大吟醸 朝日酒造 新潟 たかね錦


8回目になる朝日酒造のお酒、洗心のレビューです。
前回が年明けすぐくらいだったので実に半年振り。
家飲みを二週間に一回にした関係上、極良クラスのお酒の登場もかなり限られてきています。

それでは久しぶりの洗心を萩の灰被りの器で頂きます。
香りはいつも通りに大人しく、口に含むとやや水っぽい透明感。
柔らかみのある辛口が主体ながら微かに甘味、酸味も添えられた深い味わい。
後味も涼やかです。

ド直球の淡麗辛口ですね。
フルーティ?なにそれ?って感じw
評価はいつも通りに極良。
自分の日本酒好きの根っこを再確認するような気分になる洗心のレビューでした。

【第八回】 飛良泉 羽州蔵 純米大吟醸 山田錦 秋田 飛良泉本舗


年始に開けたばかりですが、在庫の残りが4本なので二ヶ月に一本ペースでもお中元の販売時期まで保つだろうということで飛良泉の羽州蔵を開けました。

それでは早速白磁の器に注いで頂きます。
香りはいつも通り大人しいです。
口に含んだ瞬間の透明感もそれ程変わりはないのですが、やや透明感の中に早くもうっすら甘味が混じっているように感じます。
徐々に甘味と酸味が入り混じった味わいが広がっていくのですが、これ第7回とまるっきり同じですね。

第7回自体が羽州蔵としてはやや落ちる感があったのですが、今回も同じだとこれは羽州蔵自体の味わいがこういう方向性に切り替わったと見るべきかも知れません。
ただそうなると良ではあっても極良とまでは行かないかなというのが個人的な感想ですね。
とりあえず残り三本を楽しみながら様子を見ようと思います。

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