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【第四回】 鍋島 純米吟醸 富久千代酒造 佐賀 五百万石


四回目になる鍋島五百万石純米吟醸のレビューです。
最近鍋島は外飲みでも結構縁があるのですが、割と甘口に寄せていっている様子で、正直この傾向が続くと淡麗辛口スキーとしては鍋島は厳しいかもなあと思いつつ、唯一鍋島の中で安定して自分好みなオレンジを夏以来4ヶ月ぶりに開けました。

それでは佐賀繋がりですっかり鍋島専用器になりつつある唐津の器で頂きます。
香りはやはりあまり主張しない穏やかさで微かに酸味の予感。
口に含むと透明感はほぼ無くすぐに甘旨味が広がっていきます。
そこからいきなり酸味が刺さってくるのがオレンジの特徴なんですけど、今回は酸味の刺さりが少し弱いかな。
徐々に酸味と辛味が入り混じって爽やかに流れるのは一応記憶の通り。

個人的にはもうちょっと酸味はガツンと来ても良いのですが、物足りないと言うほどでは無く、バランスは良いと思います。
ただ酸味の大人しさに鍋島の甘口寄せの傾向がオレンジにも影響してきたのだろうかと思うとやや不安も感じたりw
評価は変わらず良ですが、鍋島の他のスペックの傾向から不穏な気配をどうしても感じてしまう鍋島五百万石純米吟醸のレビューでした。

【第四回】 常きげん 吟醸王国 アンティークボトル 純米大吟醸 鹿野酒蔵 石川 山田錦


久しぶりの家飲み登場常きげん吟醸王国アンティークのレビューです。
梅田阪急の試飲販売で見掛けて買ったのですが、大阪には2,6,11月の年三回しか来ないそうで、なかなか出会わないのも宜なるかなですね。

それでは早速七角切立、青瓷の器で頂きます。
香りはちょっと失敗してまして、明日の家飲み記録で出てきますが、蟹を先にセッティングした為に蟹の匂いしかしませんw
久しぶりの蟹だったので、テイスティングする際の注意事項「蟹を並べる前にテイスティングしろ」を完全に忘れていました。
仕方ないので香りは諦めて口に含むと、はっきり水系の透明感を発揮します。
最近洗心もご無沙汰なんで、こういう水っぽいお酒は新鮮です。
徐々に常きげんの特徴である酸味と辛味が踊り始めるのですが、これなんだろう?
なんかまとまりが悪いです。
酸味と辛味が絡み合ってないというか、各々勝手に踊っていてハモっていないみたいな。
そのせいか酸味と辛味のエグさがやたら気になって雑味にも似た印象を抱いています。

肴と合わせるとそれ程気にならず脇役に徹してくれるのですが、極良銘柄と考えると相当辛いですね。
良もいかない可レベル。
次に2月に見掛けても買うべきか相当迷ってしまう常きげん吟醸王国アンティークのレビューでした。

追記
そんでいつものごとく残った一合を数日後に処理したのですが、この時は非常に酸味と辛味のバランスが良く、後味もさっぱりで記憶にある極良の常きげんでした。
次回以降、開けたてで違和感があったら少し時間を置こうかなと思います。

【第四回】 飛露喜 純米大吟醸 廣木酒造本店 福島 山田錦


半年以上ご無沙汰の飛露喜純米大吟醸のレビューです。
年明けすぐくらいに貴や羽根屋と抱合せで買ったのですが、抱き合わされた貴や羽根屋の方がむしろ好みなのでさっさと飲んでしまい…といういつものパターンで長く放置していましたw

というわけで冷蔵庫で半年熟成の飛露喜純米大吟醸を若手作家阪本健さんのぐい呑で頂きます。
香りは結構高めですがフルーツ感、フレッシュ感は乏しく所謂お酒らしい芳香です。
口に含むと半瞬程水っぽさの混じる透明感を発揮します。
ほんの微かに甘味を含んだ酸味に後半辛味が覆いかぶさってきて綺麗に流れていきます。

家でも外でも何度か縁があるものの、一回毎の間隔が半年以上開いてしまっていて、いまいち飛露喜純米大吟醸という酒の個性を掴みきれなかったのですが、ようやく理解できてきました。
透明感のある酸味に、BYによって多少比率は上下するものの邪魔しない程度に甘味が含まれて、最後は辛口系の味わいで流れていくという、酸麗辛口系ですね。
ただ元祖酸麗辛口の常きげんよりも甘味の主張がより強いタイプ。
評価はずっと可-良でしたが、良にはちょっと届かない良手前ランクなので可-良確定で良いでしょう。
2年くらいかけてようやく評価が確定した飛露喜純米大吟醸のレビューでした。

【第四回】 黒龍 しずく 大吟醸 黒龍酒造 福井 山田錦


気が付けば四回目という限定品の割に縁がある黒龍しずくのレビューです。
今回は和おんで11月出荷分を四合買い切りして頂いています。

それでは早速、香りは相変わらず大人しいですね。
口に含むとかなり高めの透明感を感じます。
そこから糸のようにか細い酸味の上を上品な辛味が滑っていきます。
ただ酸味と辛味はほとんど一体化しているような印象で、その酸味と辛味の周囲に後半ほの甘味が立ち昇ってきます。
全体の味わいが非常に大人しいため、余韻もほとんど残さず霧が晴れるように消えていきます。

これはスイスイと飲めて止まらない系の良い味ですね。
店飲みだと値段もそれなりに張るのですが、これなら満足です。
評価は文句なしに良。
自宅の在庫を開けるのが楽しみなった黒龍しずくのレビューでした。

【第四回】 飛良泉 羽州蔵 純米大吟醸 山田錦 秋田 飛良泉本舗

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四回目となる飛良泉の髙島屋限定ラベル羽州蔵のレビューです。
三回目の時に6本まとめ買いしたうちの一本なのでスペックは完全に同じになります。
これを開けても残り四本あるとはいえ、来年の初夏まで入手機会が無いということが普通にあり得るので、よほど良い肴が手に入った時にしか開けるつもりは無いのですが、良い肴が手に入ってしまったので開けていますw

というわけで早速萩の皮鯨に注いで頂きましょう。
少しフルーティなちょっとマスカットっぽい穏やかな香りは記憶の通りです。
口に含むと、例によって透き通るような透明感、しかし水っぽいというわけではない舌触りから、羽州蔵独特の繊細な旨味を楽しむことができます。
第三回では少し本領発揮に時間がかかったのですが、今回は開けてすぐにいつもの羽州蔵の味を発揮してくれました。
羽州蔵独特の味といつも表現していますが、一応無理矢理記述するなら、錐で開けた細く深い穴の中に甘味、酸味、辛味が同居しているという印象です。
舌を穴にねじ込むようにして味わいを探っていくと、ほんのりとした甘味を感じ取れたり、ほんの僅かに刺すような酸味を感じ取れたり、喉を通り過ぎる時にごく一瞬だけ辛味がフェザータッチのような感じで触れて行ったりと、上品で大人しいけれど深みを存分に楽しめるお酒です。

評価は当然に極良。
しかし飛良泉自体は知名度は高い方なのですが、この羽州蔵は検索を掛けてもほとんど出てこないレベルの無名のお酒です。
以前レビューした蓬莱泉の楽も同様にほとんど検索に引っ掛かってきませんし、特定百貨店限定ラベルはどうしても広く知られ難いみたいですね。
ただ大阪髙島屋で入荷があると、自分が複数本まとめ買いするとはいえ、残った何本かの在庫も一週間も経てば綺麗に消えてしまっているので、隠れファンの多い酒なのかなとも思います。
自分としては無名な今でも入手が結構厄介なので、むしろもうちょっと人気が高まって増産して欲しいところです。
もしくは中身同じの別ラベルを通年で販売して欲しいw

※スペックは前回までと変わらないので省きます。

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