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高砂 松喰鶴 純米大吟醸 木屋正酒造 三重 山田錦 雄町


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而今で有名な木屋正酒造が醸す高砂、松喰鶴のレビューです。
女将さんからは木屋正酒造が而今の前に作っていたお酒らしいですという話を伺っていますが、勿論初耳初体験のお酒です。
ツイートしたら大仏さんが木屋正の地元用のラインナップだぞと即答していたのはさすがw
詳しく調べた所、而今とは別に色々新しい試みを取り入れたお酒をかつての自社銘柄の高砂を使って販売しているようで、酵母も去年と違うものを使っていたりするらしいです。
まあ個人的にはそんな背景よりも33%雄町使用というところに警戒感を抱きつつ頂きますw

香りはかなり大人しいかな。
口に含むと水系の透明感を発揮します。
そこから酸味が切り込んでくる印象ですが、なんとなくほんの微かに微発泡感も感じますね。
酸味を転がしている内に徐々にほの甘さがふわりと立ち昇るように入り混じってきて、最後は爽快に流れていきます。

而今が甘さを中心に置いて味を整えてバランスを保っている印象なのですが、高砂は酸味を中心において甘さを添えることでバランスを保っているイメージですね。
微発泡感については裏ラベルに無濾過とあるのでそのせいかも知れません。
呑んで決して損はない可-良あたりの評価かなという高砂のレビューでした。

高砂 松喰鶴
純米大吟醸
山田錦(三分の二)雄町(三分の一)
精米歩合 45%
日本酒度 不明
酸度 不明
木屋正酒造
三重

【第二回】而今 純米吟醸 木屋正酒造 三重 東条山田錦

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一ヶ月ほど前に四合買いしたのですが、なんかまだ一本残っていると聞いて即購入した而今の東条山田錦純米吟醸の二回目のレビューです。
うーん、ラッキーw

それでは早速香ってみると若干酸味系のニュアンスを感じますね。
口に含むと非常に綺麗な酸味が上品に広がりつつ、而今的旨味としか言いようのない甘味とは一線を画した味わいがこれまた上品に広がります。
最後もふわりと浮かぶような感じで消え去っていきます。

上質な旨味を酸味で上手く包んで素晴らしい味わいを作り出しています。
これは確定で良ですね。
なんなら極良まで見えてくるポテンシャルを秘めてそうではありますが、今度こそ売り切れらしので次はまた来年かなw
普通には手に入らないという致命的な欠点さえ除けば文句のつけようのないお酒、而今の東条山田錦純米吟醸のレビューでした。

而今 純米吟醸 木屋正酒造 三重 東条山田錦 


先週の和おんで而今の何らかのスペックが入りそうと聞いていており、実際に入荷があったので四合買いしました。
ラベルを見た瞬間、「げえっ、東条山田錦ってNABARI並のお値段なのでは…」と身構えたのですが、背面ラベルには純米吟醸とあり(精米50%だから純米大吟醸を名乗って良い気がする)、きっとそこまで高くは無いでしょうと祈りつつ頂いていますw

というわけで早速レビューに入ります。
香りは割と普通ですね。
大人しくもなく、かといって高すぎもせず、若干酸味のニュアンスの入り混じったフレッシュでフルーツ系の香り。
口に含むと透明感はほぼ皆無で、香りと同じく微かに酸味の混じった上品な甘旨味が広がっていきます。
後味はスッキリというよりはふんわりと霧散していきます。

而今らしい美味しさを存分に楽しむことのできる直球ど真ん中而今という感じですね。
あとで調べたら2,500円とこの美味しさなら破格の安さですが、普通じゃ手にはいらないのでコスパに意味がないのもいつも通りの而今ですw
評価は良に限りなく近い可で、また縁があって同じように美味しければ良というところですね。
というわけで正統派而今な印象の而今東条山田錦純米吟醸のレビューでした。

【第三回】 而今 純米大吟醸 NABARI 2016 木屋正酒造 三重 名張産山田錦


今年も而今の純米大吟醸NABARIを頂くことができました。
昨年は予想外に2本も頂く機会がありましたが、今年は一本しか抽選に当たらなかったということで、その一本を頂いています。

それでは早速頂きます。
香りは結構高めで華やか&フルーティ。
口に含むと透明感はあまり感じず、微かな酸味から始まって、徐々に甘旨味が広がっていきます。
甘味は感じさせつつも酸味を下敷きにしているのでベタつき感は一切なく、而今らしい美味しさを堪能していると、突然フッと掻き消えるように喉を通り過ぎていきます。

相変わらず本来辛口好きの自分でも唸ってしまうくらい素晴らしく美味しいのですが、而今という銘柄はそもそも特別純米クラスでもかなり美味しいので、特別純米と比べてお値段数倍の純米大吟醸を頂いても、美味しさが数倍にはならないのが残念ではありますね。
そのあたり安価な純米吟醸がめっさ美味い鍋島と共通するところがあります。
一方で蓬莱泉吟などフラグシップは傑出して美味しいものの、特別純米くらいになると微妙というかお値段相応な感じのお酒もあったりして、この辺が日本酒の面白いところかなとわかった風なことを言おうかと思いましたが、他のジャンルの酒でも同様の傾向はありそうなので黙っておきますw
とりあえず美味しさが数倍にならないとは言っても特別純米のコスパが異常に良すぎるだけで、NABARI自体のコスパが悪いわけではないということは明記しておきます。
ブログでも人生でも三回目の而今純米大吟醸NABARIでした。

【第二回】 而今 純米大吟醸 NABARI 2015 木屋正酒造 三重 名張産山田錦


うーん、まさか而今の二回目のレビューをあげることができるとは思っても見ませんでした。
二週前に同じく和おんで頂いた而今と全く同じNABARIの純米大吟醸です。

これと言って書き足す情報もないので、早速レビューに入ります。
香りは穏やかですが、前回感じたフルーツっぽいニュアンスは今回は皆無ですね。
口に含むと半拍程の透明感から甘旨味が広がっていくのは前回同様ですが、寄り添うような酸辛味の内、今回は酸味がほとんど感じられません。
逆に後半辛味が存在感を増していき、何というか今回の而今はお酒っぽさをしっかり主張して流れていきます。

円熟とでも評すべき甘旨味は相変わらずですが、やや後半の展開に違いを感じる結果になりました。
ただ違うと言ってもどちらも美味しく甲乙付け難い違いなので、評価には影響ありません。
前回、一度レビューできただけでも良しと思うべきなどと言っておきながら、二週間後に第二回のレビューをあげてしまっていますが、今度こそ当面の間、手に入る見込みは全く無い而今の純米大吟醸NABARIのレビューでしたw

※スペックは当然前回と全く同じなので省きます。

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