【第四回】 鍋島 純米吟醸 富久千代酒造 佐賀 五百万石

四回目になる鍋島五百万石純米吟醸のレビューです。
最近鍋島は外飲みでも結構縁があるのですが、割と甘口に寄せていっている様子で、正直この傾向が続くと淡麗辛口スキーとしては鍋島は厳しいかもなあと思いつつ、唯一鍋島の中で安定して自分好みなオレンジを夏以来4ヶ月ぶりに開けました。
それでは佐賀繋がりですっかり鍋島専用器になりつつある唐津の器で頂きます。
香りはやはりあまり主張しない穏やかさで微かに酸味の予感。
口に含むと透明感はほぼ無くすぐに甘旨味が広がっていきます。
そこからいきなり酸味が刺さってくるのがオレンジの特徴なんですけど、今回は酸味の刺さりが少し弱いかな。
徐々に酸味と辛味が入り混じって爽やかに流れるのは一応記憶の通り。
個人的にはもうちょっと酸味はガツンと来ても良いのですが、物足りないと言うほどでは無く、バランスは良いと思います。
ただ酸味の大人しさに鍋島の甘口寄せの傾向がオレンジにも影響してきたのだろうかと思うとやや不安も感じたりw
評価は変わらず良ですが、鍋島の他のスペックの傾向から不穏な気配をどうしても感じてしまう鍋島五百万石純米吟醸のレビューでした。