【第九回】 蓬莱泉 吟 純米大吟醸 関谷醸造 愛知 山田錦


地元三河の誇る銘酒蓬莱泉の三年熟成純米大吟醸の吟の九回目のレビューです。
2017年6月出荷分なので9ヶ月ほど追加熟成ですね。

それでは早速萩の皮鯨に注いで頂きます。
香りはとても大人しく、口元に運ぶ段階でようやく微かに鼻孔をくすぐる程度。
口に含むとやや水系のニュアンスの透明感を発揮します。
香り同様に大人しい仄かな甘味に酸味が加わりながら小さな花が開くように繊細な印象で味わいが広がりつつ、最後に辛味を添えて流れていきます。

辛味に多少引っかかるようなトゲを感じましたが、基本的には相変わらず慎ましいとか奥ゆかしいいう表現がしっくりくるお酒ですね。
熟成酒らしい味わいを存分に発揮してくれて嬉しい蓬莱泉吟のレビューでした。

【第八回】 蓬莱泉 吟 純米大吟醸 関谷醸造 愛知 山田錦


前回から三ヶ月ほど経過して無性に飲みたくなったので地元から取り寄せた蓬莱泉吟のレビューです。
6月出荷分がまだ手に入るのは地元ならではのありがたみ。
家飲み頻度がやや落ちてきて、なかなか出番のない盃形の酒器を使って頂きます。

香りは相変わらずの大人しさ。
口に含むとまろやかで極めて高い透明感を発揮します。
一瞬ほど遅れてうっすらと甘味が広がりつつ、上品な酸辛味が入り混じってきて、溶け合いながらふっと掻き消えるように霧散していきます。

奥手で慎ましく、そして深い蓬莱泉らしい美味しさですね。
劣化が早いのもいつも通りで一合ほどの残りは真空保存でも数日後には若干のエグみを感じるほどでした。
相変わらず極良の地元三河の銘酒蓬莱泉吟のレビューでした。

【第七回】 蓬莱泉 吟 純米大吟醸 関谷醸造 愛知 山田錦


七回目になる蓬莱泉吟のレビューです。
背面ラベルを見たら2016.06とあり、一年もほったらかしになっていましたw

というわけで蔵で3年、自宅で1年の4年熟成の吟をトチ目天目の器で頂きます。
香りは普通くらいかな、記憶にある吟よりは少し高めで甘ったるい印象。
口に含むと丸みを帯びた透明感から、やや甘味の配分高めで、酸辛味が添えるようにして流れていきます。

美味しいのですが、もう少し甘さ控えめでも良いかなと思いつつ過去記事読み返したら第六回でもやや甘味がちな感想が書いてあるので、これは2016蓬莱泉吟の傾向かもしれません。
ちなみに1日置くと、多少えぐみが出てきてはしまうものの酸味が少し強くなって非常に良いバランスになっていました。
極良というとちょっと足りない気がしないでもないですが、十分に美味しい蓬莱泉吟のレビューでした。

蓬莱泉 吟 生原酒 純米大吟醸 関谷醸造 愛知


蓬莱泉吟の生原酒のレビューです。
実家の近くにある蓬莱泉を計り売りもしている特約店で入手したスペックですが、本来蓬莱泉吟で正式に流通しているのは火入れと生の二種のみです。
その為、ラベルの無い瓶に入って売られていました。
値段は税込みで吟や吟生タイプよりも数百円程度安くなります。
ラベルが無いことと、火入れや加水の手間を掛けていないために、少しだけお買い得になっているのかなと予測されます。

それでは初めてになる吟の生原酒を馬盥型備前風のぐい呑で頂きます。
香りはそこそこですかね。
本来、通常の吟自体の香りはやや大人しめなので、吟の中では香りの高い方と言えるかもしれません。
口に含むとまろやかな柔らかみを感じさせる透明感を発揮します。
生原酒ではありますが、熟成系の上品さはしっかりと兼ね備えています。
吟らしいベタツキ感の無い淑やかな甘味に微かな酸辛味の入り混じった味わいは、気持ち濃いような気がしないでもないですが、去り方も霧散するようにきれいに流れていきます。

生原酒という先入観があるためか、やや濃厚には感じましたが、吟らしい美味しさは損なわれていない美味しいお酒でした。
評価は良。
長年飲んでいる割に、未だに聞いたことのないスペックを頻繁に目にする蓬莱泉吟生原酒のレビューでした。

蓬莱泉 吟
生原酒
純米大吟醸
関谷醸造
愛知
※詳細スペックは当然ながら吟に準じるとは思いますが、ラベルが無いので記載はしません。

【第三回】 醸し人九平次 別誂 純米大吟醸 山田錦 愛知 萬乗酒造


約一年ぶりの九平次別誂のレビューです。
家飲みでは一年ぶりですが、外飲みで何度か頂いているので御無沙汰感が無いのはいつも通りですね。

それでは早速備前焼きっぽいぐい呑に注いで頂きます。
香りは思ったよりも高くないですね。
大人しいと言うほどでは決してありませんが、もっと華やかなイメージを持っていましたが、今回は普通。
口に含むと輪郭がくっきりとした酸味から始まって、すぐに辛味が追いついてきます。
九平次は鮮やかに花開くという印象ですが、今回は香り同様味の展開も上品では決してありませんが、迸るような鮮烈さもありません。
後半、辛味に混じってほの苦さを感じます。
これが嫌な苦さではなく、味わいに深みを持たせるビター感で好印象。
流れ方は九平次らしく爽快ですね。

記憶よりもちょっと大人びたような印象ですが、冷蔵庫で半年近く眠っていたのでそれが影響しているのかもしれません。
評価は変わらず良。
多少の変化はあれど、九平次らしさは変わりない醸し人九平次別誂のレビューでした。

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