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第二回 伯楽星 純米大吟醸 雪華 新澤醸造店 宮城 備前雄町


去年も頂いた宮城は新澤醸造店が醸す伯楽星のおりがらみ生酒純米大吟醸の二回目のレビューです。
前回、これ雄町やん…と不安に思いつつ頂いたらちゃんと伯楽星で美味しかったという記憶はあるのですが、さて今年はどうだろうと若干の不安も抱きつつ頂いていますw

香りはかなり高いですね。
レモンとか蜜柑とか柑橘系を彷彿とさせる香り。
口に含むと、ああこれ味も香りと似てフルーツ感たっぷりな酸味系ですね。
ただ精米歩合が高いせいか、やり過ぎ感は無く、後味も爽やかです。

さすがに食中酒にかけては名高い伯楽星のラベルを関するだけあって、個性はあっても決して食事の邪魔はしないお酒という印象です。
昨年のレビューを読み返してみましたが、香りの高さ以外はほぼ同じような感想ですね。
宮城のお酒の中では特に贔屓にしている伯楽星の純米大吟醸、雪華のレビューでした。

伯楽星 純米大吟醸 雪華 新澤醸造店 宮城 備前雄町


和おんで四合買いした伯楽星純米大吟醸雪華のレビューです。
この日の和おんは田酒とこの伯楽星ともう一本よく知らない銘柄があって田酒と迷いつつ、こちらを選んでいます。
オーダーした後になって、伯楽星ってスペックによっては苦手な雄町を使ってるよな…と思い出し、調べたところやっぱり雄町…。
開栓も終わっているので今さらキャンセルもできず仕方なくといった感じで頂いていますw

それでも伯楽星なら…伯楽星ならきっとなんとかしてくれる!と思いつつ、口に運ぶと香りはあまり感じません。
香りからしてベタッと甘かったらどうしようと思っていましたが、とりあえず安心。
口に含むと案外あっさりと酸辛味系。
自分が苦手な雄町系に感じる甘いぜベイベー的なニュアンスは一切なく、まあ多少ほの甘くもあるかなと言う程度。
後味もしつこさ皆無で爽やかです。

結局身構えていたのですが、伯楽星らしい食中酒としてブレの無い美味しいお酒でした。
評価は可-良というところでしょう。
これを切っ掛けに雄町のお酒もまた試してみようとまでは思いませんが、蔵によっては酒米だけを見て忌避しなくてもいいかもねと思った伯楽星純米大吟醸雪華のレビューでした。

伯楽星 雪華
純米大吟醸
備前雄町
精米歩合 40%
日本酒度 +5
酸度1.5
新澤醸造店
宮城

【第二回】 伯楽星 純米吟醸 生詰 新澤醸造店 宮城 蔵の華


第二回目になる伯楽星の純米吟醸のレビューです。
2016年は上期に新規銘柄開拓を積極的に行い、その反動で下期はほとんどお気に入りの銘柄しか飲んでなかったのですが、今度はその下期の反動でド新規までは行かないものの、しばらく御無沙汰だった準レギュラー的銘柄を買い漁っています。
というわけで、そういう銘柄のひとつ伯楽星。
1月末頃に外飲みで東条秋津の純米大吟醸を飲んではいますが、家飲みでは昨年6月以来と半年以上御無沙汰ですね。

それでは早速青煌天目の器に注いで頂きます。
香りは高すぎず、控え目すぎることも無くというところですね。
口に含むと透明感はなく、すぐに酸味主体の味わいが広がり始めます。
酸味系ではありますが甘味も二割ほど混ざっていて、刺すような酸味ではなくまろやかに丸みを帯びた味わいですね。
最後に少し辛口系のニュアンスを発揮しながら通り過ぎていきますが、若干喉奥にしつこさの混じる余韻を残します。

第1回に較べると特に最後の余韻が違っていますね。
味わいは展開の順番に違いがあるものの、基本的に酸味系主体にして甘味辛味が添えられているというところは同じ様子。
評価としては無難に美味しく、無難に可というところかな。
とは言え2,000円以下のお酒なのでコスパ的には極めて優秀。
というわけで、お財布に優しい伯楽星の純米吟醸のレビューでした。

【第二回】 伯楽星 純米大吟醸 新澤醸造店 宮城 東条秋津山田錦


和おんで四合買いした伯楽星の東条秋津山田錦使用の純米大吟醸のレビューです。
桐箱入りなのですが、女将さん曰く「酒屋さんが箱に入れたまま1年間熟成させていた品です」とのこと。
それって売れ残r
まあ熟成酒自体は好きなので構わないかと購入しましたw

香りは穏やかであまり主張しませんね。
口に含むとほんの少し透明感は発揮しますが、そこから品の良い酸味が広がっていきます。
ふんわりと甘味が入り混じっていて、芳しくも清々しい味わいですね。
最後に辛口の風味が仕事をして最後はスッキリと流れていきます。

とレビューを書いたところで、過去記事を検索してみたら、このお酒家飲みで一度飲んでいますね。
お店で頂いた時には完全に忘れていましたw

過去のレビューを見返すと随分印象が違うといいますか、熟成したらむしろ華やかさが増しているような気がします。
味の構成や展開自体は似た印象なので濃度が違うイメージですね。
評価は二回目ですがもう良に昇格でいいかな。
伯楽星の最高峰の名に恥じない東条秋津山田錦使用の純米大吟醸のレビューでした。

伯楽星 純米大吟醸 生詰 新澤醸造店 宮城 備前雄町

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当初はレビューを上げる予定では無かったのですが、いろいろ事情が変わったのでレビューを上げる事にしました。
過去2回スペックは違いますが、レビューして評価の高かった伯楽星の純米大吟醸生詰(備前雄町)です。

というわけで、早速萩の皮鯨に注いで香ってみると、かなり濃厚なフルーツ系の香りですね。
酸味よりは甘味よりの果実を髣髴とさせます。
口に含むと、いきなりベッタリとした甘味が広がっていき、続いて酸味が入り混じってくるのですが、これがしょっぱい…。
酸っぱいではなく塩分を感じさせるようなしょっぱさで、これが先ほどのベタベタした甘味と入り混じることで、何とも表現し難い味わいを生み出します。
はっきり言って、全く好みではないので、もう最初の一口で諦めました。

実はこの雄町純米大吟醸生詰は購入時からちょっと問題を抱えていました。
一応正規の特約店から通販で購入したのですが、瓶に「要冷蔵(5℃~-5℃)」と明記してあるのにも関わらず、常温便で送ってきたんですよ(その店のサイトでは要冷蔵という記載はなく、発送オプションにもクール便は無し)。
クレームを入れたのですが、要冷蔵というのは長期保存の場合で、火入れもしてあるのでこの季節(5月中旬)ではあれば品質にも問題ないので、蔵元も了承済みで通常便で発送しているという回答。
念の為に、他の通販サイトを調べてみましたが、要冷蔵と明記してあってクール便のみの店、クール便推奨の店、指定がなければ通常便の店など、様々ですね。
それでもサイトの紹介ページで要冷蔵と記載をしていないのは今回購入した店くらいです。
※ちなみに私は通販を使う場合、火入れのお酒であってもオプションでクール便が選べるなら、別料金が掛かろうと常にクール便を選ぶ派です。

ともかく、そういうケチも付いていたので、もしかしたら品質が劣化したのかもねと思って、一旦冷蔵庫にしまい込みました。
前日の家飲み記録で、ワンナウトも取れずに降板云々というのは、このお酒を指しています。

これで終わりなのであれば、ただの不可なので、こうしてレビューすることも無いのですが、二日目、三日目に劇的な変化が生じます。
二日目は香りはそこそこに、ベタベタした甘さが多少大人しく丸くなり、酸味も塩っ気が消えて、普通の旨口系として問題なく頂くことのできる味わいに変化します。
そして三日目になると、香りはほとんど消え失せるのですが、甘さがほんのり上品に、酸味がさっぱりとした爽快感を感じさせる調度良い具合になり、酸味から分離されたようなほの辛さも感じ取れる味わいへと変化というか昇華しました。
この三日目の味わいで、これはレビューをしようと決意した次第w

評価的には、初日不可、二日目可、三日目可-良というなかなか取り扱いに困るお酒ですね。
気が向いたらもう一度確認の意味で手を出そうかなと思っていますが、どちらにしろ前述の酒屋通販サイトでは買いませんw

伯楽星
純米大吟醸 生詰
備前雄町
精米歩合 40%
日本酒度 +1
酸度 1.8
新澤醸造店
宮城

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