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【第三回】 黒龍 火いら寿 純米大吟醸 生酒 黒龍酒造 福井 山田錦


黒龍酒造が醸す純米大吟醸生酒火いら寿のレビューです。
確か四合買取で頂くのは2年振りじゃないかな。
相変わらずの美しいボトルにテンションが上がりつつ頂きます。

香りは黒龍にしては結構高めですね。
ふわっとした上品さを感じさせながらも、しっかりと鼻孔をくすぐるような印象。
口に含むとまろやかさを感じる丸みを帯びた透明感。
水面に浮き上がってくるかのように仄かな酸味に添えて黒龍らしい透き通るような微かな甘味。
二つの味が入り混じりながら最後に辛味のニュアンスを加えつつ水面から立ち昇り、霧散するような印象で去っていきます。
基本的に極めて上品で所謂綺麗なお酒なんですが、香りから口当たりまでふわふわと柔らかく立ち昇ってくるような味わいが非常に楽しくて、口に運んでいると何だか晴れやかというか華やかな気分になってしまいますね。

もともとしずくより火いら寿の方が好みではありましたが、昨年かなりやらかしてくれたしずくとは違い、二年振りでも素晴らし味わいを堪能させてくれました。
この火いら寿で、自分の中の黒龍の序列について火いら寿>しずくは確定したかなw
三回目になる黒龍火いら寿のレビューでした。

鍋島 純米吟醸 生酒 富久千代酒造 佐賀 山田錦


半年以上冷蔵庫の隅で無聊をかこっていたのですが、鍋島のオレンジを最近購入したこともあっていい加減に開けようかなということで開栓した鍋島の純米吟醸山田錦生酒です。

オレンジの五百万石純米吟醸が大好きではあるものの、米が違うだけだった雄町の純米吟醸が個人的な嗜好からはかけ離れた味だったので、この山田錦も同じ結果になるかもと恐れつつ、朝鮮唐津の器で頂きます。
香りはかなり高めで少し柑橘系寄りかな。
口に含むととりあえずいきなりかなり強めの酸味が一気に広がり、さらに追い打ちのように甘味が混ざってくるのですが、何と言うかエグくて爽涼さのないベタつくレモンという印象。
後味もベッタリ甘味が残って、白身の刺し身なんかと合わせたら最悪なことになりそうな気配。

元々甘口系は苦手としているので、これは無理ですね。
一応わざと蓋を開けたままにして冷蔵庫に突っ込んで数時間ほど酸化させたところ、酸味が更に強くなって甘味のベタつきを多少緩和するようになったので、そうすればまあギリギリ可レベルかなというところ。
やはり鍋島はオレンジと痛感した鍋島純米吟醸山田錦のレビューでした。

【第二回】  蓬莱泉 吟 生酒 関谷醸造 愛知 山田錦

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夏に一度レビューをしている蓬莱泉・吟の生酒タイプの二回目のレビューです。
11月出荷の吟(火入れ)を仕入れたので、そろそろ開けないとということで開栓。

蓬莱泉と言えば10月半ばくらいから、「蓬莱泉 摩訶」の検索キーワードで訪問してくる人がやたら増えています。
気になって検索してみたら、このブログのレビューが上から三番目くらいに表示されるんですね。
そういうことなら羽州蔵のように摩訶についても詳細な情報などを掲載しようかなとも考えたのですが、ネット上の情報がほぼ皆無に近い羽州蔵と違い、摩訶はきちんとした紹介文のある酒屋さんのサイトがいくつもあるので、そちらに任せます。
入手方法についてだけ少し記載すると、そこまで品薄激レア酒というわけではないので、発売月の11月に通販サイトを探せば容易に定価で入手できます。
通販サイトが売り切れても、地元愛知県の酒屋なら年末くらいまでは店頭で買えると思いますが、年が明けると酒屋が隠し持っている在庫をぶんどる以外で入手することは難しいでしょう。

話がそれましたが人生二本目になる蓬莱泉・吟の生酒を万華油滴の盃に注いで頂きます。
香りはいつも通りに大人しめ。
口に含んだ時に感じる透明感は極めて高いです。
まず透明感を発揮してから一拍置いて味わいが広がるお酒はたまに見掛けるのですが、この吟に限っては一拍どころではありません。
高い透明感をずっと維持しつつ、絹糸のような甘酸味が優しく舌の上を撫でるように通り過ぎていきます。
慎ましやかな芳香を微かに喉奥に漂わせつつ、最後の最後まで上品に流れて終わります。

吟を初めて飲んだ時に、なんて繊細で奥手な酒なんだろうと驚いたのですが、そんな初めての出会いを思い起こさせるような味わいです。
正直生酒吟と火入れ吟で大きな違いを感じないのですが、逆に違いが無いだけに生酒吟は極良評価の火入れ吟と同じく極良です。
個人的には年二回しか出荷のない火入れ吟に加えて生酒吟のおかげで、入手機会が年三回に増えて嬉しいなとw
というわけで初蓬莱泉吟生酒のレビューでした。

【第二回】 黒龍 火いら寿 純米大吟醸 生酒 黒龍酒造 福井 山田錦


第二回目のレビューになる黒龍火いら寿です。
前回は和おんで四合買いをしたのですが、今回は家飲みで頂きます。

それでは早速青煌天目の器に注いで頂きます。
香りは黒龍らしく穏やかで慎ましく、口に含むとやはりまずは透明感を感じます。
そして爽やかであり美しくもある辛酸味が広がっていきます。
喉に到達する頃になって黒龍特有とも言うべき上品な甘旨味がふわっと立ち昇ってきて通り過ぎていきます。
最後の甘旨味がそこそこ余韻を残すのですが、この余韻もしつこさを感じさせず、いつまでも口の中で味わっていたいようなちょっと未練を感じてしまう後味です。

多少のブレを感じるしずくに比べると火いら寿は自分好みの酸辛味に黒龍の上品な甘旨味をセットで楽しめるバランスを変わらず維持しているという印象です。
評価は勿論良。
三回目でも特にブレがなければほぼ確実に極良入りするでしょう。

スペックは第一回と変わらないようなので省きます。

蓬莱泉 吟 生酒 関谷醸造 愛知 山田錦

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蓬莱泉の吟スキーを自称していながら最近まで生酒タイプの存在を知らなかったのですが、知ったので早速購入してのレビューですw
何でも年に一回の出荷だそうで、製造年月が4月とあるので5月出荷かな?
吟は7月と11月に通販もしくは実家にお願いして入手しているのですが、5月は全く盲点でした。
公式にも紹介はないし、ネットで検索掛けても情報量はかなり少ないですね。
ちなみに酒屋さん曰く、「吟との違いは本当にただ火入れをしてあるかないかの違いだけで、熟成期間等は全く同じ」だそうです。

吟とそれ程違いがないなら問題なく美味しいだろう、というか自分の味覚でそもそも吟との違いがわかるのだろうかと疑念を抱きながら吟は盃かそれに近い底浅形で頂くといういつものこだわりで、今回は黄瀬戸の器で頂きます。
香りはやっぱり吟と同じで非常に穏やかで微かに香る程度ですね。
口に含むとまずは透明感のある味わいから、蓬莱泉らしい上品な丸みを感じる旨味。
ほんのり甘味だけが少しだけ主張しながらも、酸味、辛味も見事に調和していずれもはみ出さない味わいは火入れの吟と大きな違いは感じません。
僅かに甘味に配分が偏っているかなと思わないでもないですが、火入れの吟でもこれくらいの偏りは普通にありますし、明確に生酒だからとは言えないかなー。
最後に甘味がフルーツっぽい余韻を発揮して霧消していくのですが、この去り際の部分は火入れの吟とちょっと違う印象ですね。

さて評価をどうするかですが、正直これしれっと火入れの吟ですと言われて出されたら、少なくとも私は気付かず飲んでしまうと思うんですよねw
となると極良の吟と同クラスということになるので、初登場にしていきなり極良ということに…。
とりあえずもう一本確保はしてありますし、今後も年一回は入手して試していくつもりなので、極良にしておいて変化を感じ始めたら、またその時考えます。

蓬莱泉 吟 生酒
純米大吟醸
山田錦
精米歩合 麹米35% 掛米40%
日本酒度 不明
酸度 不明
関谷醸造
愛知

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