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手取川 純米吟醸 吉田酒造店 石川 石川門


石川の吉田酒造店が醸す手取川の石川門純米吟醸のレビューです。
昔、石川土産で常きげんと手取川を貰い、常きげんは大のお気に入りとなり、手取川はその後今日まで飲むことはありませんでしたw
ただ格別悪いという記憶があるわけではなく、あくまで常きげんが自分好み過ぎたというだけなので、和おんでお薦めされて頂いてみることに。
ちなみに石川門という酒米はその名の通り石川で平成20年に開発された酒造好適米だそうです。
この米を使ったお酒も多分初めてじゃないかな。

というわけで何年か振りの手取川を頂きます。
香りはかなり大人しいですね。
口に含むと透明感はほぼ皆無で、やや強めの酸味が広がります。
徐々に辛味も入り混じってきて割と味わい強めと言うか奔流のように流れ去っていきますね。

常きげんの吟醸王国アンティークを個人的に酸麗辛口と呼んでいるのですが、これはそこから麗のニュアンスを取り除いたような味ですね。
とは言え純米吟醸なのでベタつき感や尾を引く後味などとは無縁です。
値段も四合なら2千円未満なのでコスパ的にも割と良い感じで評価も可というところでしょう。
手取川、石川門純米吟醸のレビューでした。

手取川
純米吟醸
石川門
精米歩合 麹米50 掛米60
日本酒度 不明
酸度 不明
吉田酒造店
石川

【第三回】 常きげん 参五磨 大吟醸 鹿野酒造 石川 山田錦


鹿野酒造が自社栽培の米で醸す酒、常きげん大吟醸参五磨の三回目のレビューです。
過去二回の印象はとてもよかったので今回も期待しつつ頂きます。
本当はこの参五磨を購入した時に常きげんラベルの蛇の目のお猪口をおまけで頂いたので、それを使おうと思っていたのですが、当日そんなことはすっかり忘れてお気に入りの萩井戸のぐい呑で頂いていますw

香りは大人しめですね。
口に含むと透明感はそれ程ありませんがまろやかな舌触りで味わいが広がっていきます。
この味がなんか甘いとは言い難いのですが甘苦いというか甘辛いというかどうにも表現し難い味わいなんですよね。
甘さを苦辛さでコーティングしたけど隠しきれずにはみ出てくる甘さみたいな…。
流れていった後にも鼻から甘味が抜けるような残り香があります。

前回からちょうど一年振りなのでBYも違うとは思いますが、それにしたってこれは変わりすぎじゃないでしょうか。
味わい自体は高精米らしく上品なまろやか系で雑味があったりということは無いのですが、2015BY、2016BYと楽しんできた身としては、これだけ別物になってしまうとさすがにリピートは無いです。
新しく好みになる銘柄もあれば去っていく銘柄もあるという常きげん参五磨の三回目にして恐らく最後のレビューでした。
常きげんはやっぱ吟醸王国アンティークだけでいいやw

【第四回】 常きげん 吟醸王国 アンティークボトル 純米大吟醸 鹿野酒蔵 石川 山田錦


久しぶりの家飲み登場常きげん吟醸王国アンティークのレビューです。
梅田阪急の試飲販売で見掛けて買ったのですが、大阪には2,6,11月の年三回しか来ないそうで、なかなか出会わないのも宜なるかなですね。

それでは早速七角切立、青瓷の器で頂きます。
香りはちょっと失敗してまして、明日の家飲み記録で出てきますが、蟹を先にセッティングした為に蟹の匂いしかしませんw
久しぶりの蟹だったので、テイスティングする際の注意事項「蟹を並べる前にテイスティングしろ」を完全に忘れていました。
仕方ないので香りは諦めて口に含むと、はっきり水系の透明感を発揮します。
最近洗心もご無沙汰なんで、こういう水っぽいお酒は新鮮です。
徐々に常きげんの特徴である酸味と辛味が踊り始めるのですが、これなんだろう?
なんかまとまりが悪いです。
酸味と辛味が絡み合ってないというか、各々勝手に踊っていてハモっていないみたいな。
そのせいか酸味と辛味のエグさがやたら気になって雑味にも似た印象を抱いています。

肴と合わせるとそれ程気にならず脇役に徹してくれるのですが、極良銘柄と考えると相当辛いですね。
良もいかない可レベル。
次に2月に見掛けても買うべきか相当迷ってしまう常きげん吟醸王国アンティークのレビューでした。

追記
そんでいつものごとく残った一合を数日後に処理したのですが、この時は非常に酸味と辛味のバランスが良く、後味もさっぱりで記憶にある極良の常きげんでした。
次回以降、開けたてで違和感があったら少し時間を置こうかなと思います。

【第二回】 常きげん 参五磨 大吟醸 鹿野酒造 石川 山田錦

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前回から一年以上御無沙汰の常きげんの参五磨のレビューです。
常きげんは吟醸王国アンティークさえ飲んでいれば満足なので、あまり積極的に他のスペックには手を出さないのですが、参五磨については前回の印象が非常に良かったことと、試飲販売の売り子さんが鹿野酒造として特に思い入れのある酒と力説するので吟醸王国と一緒に購入しました。
思い入れというのは、この参五磨とKiss of Fireだけは自社栽培の米を使っているからだそうで、その為にこの二銘柄が好きと言われるのが一番嬉しいのだそうです。
勿論自分は正直に吟醸王国アンティークが一番好き!と答えたので、微妙な笑顔を浮かべていらっしゃいましたw

さて、それでは黄瀬戸の盃に注いで頂きます。
香りはフルーツ感が多少ありますが、基本的に控え目ですね。
透明感はそれ程感じず、酸味と辛味が入り交じった味わいが広がっていきます。
味わい自体は濃すぎず淡麗系と言って良いでしょう。
最後にふわっと甘味を含んだフルーティな芳香が立ち昇ってきます。

これ吟醸王国アンティークの酸味割合を少し減らして辛味に寄せたみたいな味ですね。
前回のレビューでは割と甘味の主張も感じ取っているのですが、今回は最後にほんの一瞬程度です。
酸味系でギリギリのラインを攻めてくる吟醸王国に比べて、無難に自分好みの淡麗辛口の範疇に収まっている参五磨は個性には欠けるかも知れませんが、安心して開けることのできるタイプの常きげんとして重宝しそうです。
前回は可にしていますが良でいいでしょう。
鹿野酒造こだわりの酒、参五磨のレビューでした。

【第三回】 常きげん 吟醸王国 アンティークボトル 純米大吟醸 鹿野酒蔵 石川 山田錦

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第二回が昨年の4月なので一年弱ほど御無沙汰だった常きげんの長期熟成酒、吟醸王国アンティークボトルのレビューです。
試飲販売で見掛けたら買うようにしているのですが、折り悪く冷蔵庫が一杯だったりして、予定外に期間が開いてしまいました。

それでは早速萩井戸の器に注いで頂きます。
香りは高く、華やかに酸味系の味わいを予感させます。
口に含むと熟成酒らしい透明感から始まって、いつも通りに記憶の通りに洗練された酸味と辛味が奔流のようにほとばしりながら、流れていきます。
酸味がキツすぎるタイプは苦手なのですが、相変わらずギリギリセーフのラインで急停止するような味わいですw

前回のレビューで酸麗辛口と名付けましたが、今回もそのイメージのままですね。
三回連続良評価ということで、もう極良にしようと思います。
久しぶりですが、相変わらず背面ラベルが吟醸大国になったままの常きげん吟醸王国アンティークボトルのレビューでしたw

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