【第八回】 黒龍 龍 長期熟成大吟醸 黒龍酒造 福井 山田錦


ボトルを撮り忘れたので、こんな画像ですが四合買いした久しぶりの黒龍の龍のレビューです。
第七回が2月なので半年振りですね。

だいたいどのスペックでも強弱はあれど黒龍らしさを感じることのできる黒龍シリーズですが、その中でもブレが少ないという意味では一番安定しているイメージの龍を久しぶりに頂きます。
香りはやはり大人しめ。
口に含むと柔らかく丸みを帯びた透明感を僅かに発揮しつつ、上品な甘味がこれまた上品な酸味に包まれて広がっていきます。
広がりきる前に辛味が徐々に入り混じってきて、全体的には穏やかな印象を与えつつ、雪が融けるように沁み入っていきます。

まあいつもの黒龍なんですが、龍は半年振り、黒龍シリーズでカウントしても春に飲んだしずく以来。
久しぶりに飲むと強烈に美味いです、極良。
最近は家飲みもやや頻度が落ち着いてきて、好きな銘柄も数ヶ月くらい間が空くのが当たり前になっていますが、美味しいお酒に感動しながら味わうという意味では、これくらい間隔をあけたほうが丁度良いなと痛感した黒龍・龍のレビューでした。
※そして同じく半年振りながら、ここまで感動しなかった飛露喜純米大吟醸はやはり可-良レベルだと再確認w

【第四回】 飛露喜 純米大吟醸 廣木酒造本店 福島 山田錦


半年以上ご無沙汰の飛露喜純米大吟醸のレビューです。
年明けすぐくらいに貴や羽根屋と抱合せで買ったのですが、抱き合わされた貴や羽根屋の方がむしろ好みなのでさっさと飲んでしまい…といういつものパターンで長く放置していましたw

というわけで冷蔵庫で半年熟成の飛露喜純米大吟醸を若手作家阪本健さんのぐい呑で頂きます。
香りは結構高めですがフルーツ感、フレッシュ感は乏しく所謂お酒らしい芳香です。
口に含むと半瞬程水っぽさの混じる透明感を発揮します。
ほんの微かに甘味を含んだ酸味に後半辛味が覆いかぶさってきて綺麗に流れていきます。

家でも外でも何度か縁があるものの、一回毎の間隔が半年以上開いてしまっていて、いまいち飛露喜純米大吟醸という酒の個性を掴みきれなかったのですが、ようやく理解できてきました。
透明感のある酸味に、BYによって多少比率は上下するものの邪魔しない程度に甘味が含まれて、最後は辛口系の味わいで流れていくという、酸麗辛口系ですね。
ただ元祖酸麗辛口の常きげんよりも甘味の主張がより強いタイプ。
評価はずっと可-良でしたが、良にはちょっと届かない良手前ランクなので可-良確定で良いでしょう。
2年くらいかけてようやく評価が確定した飛露喜純米大吟醸のレビューでした。

【第三回】 而今 純米大吟醸 NABARI 2016 木屋正酒造 三重 名張産山田錦


今年も而今の純米大吟醸NABARIを頂くことができました。
昨年は予想外に2本も頂く機会がありましたが、今年は一本しか抽選に当たらなかったということで、その一本を頂いています。

それでは早速頂きます。
香りは結構高めで華やか&フルーティ。
口に含むと透明感はあまり感じず、微かな酸味から始まって、徐々に甘旨味が広がっていきます。
甘味は感じさせつつも酸味を下敷きにしているのでベタつき感は一切なく、而今らしい美味しさを堪能していると、突然フッと掻き消えるように喉を通り過ぎていきます。

相変わらず本来辛口好きの自分でも唸ってしまうくらい素晴らしく美味しいのですが、而今という銘柄はそもそも特別純米クラスでもかなり美味しいので、特別純米と比べてお値段数倍の純米大吟醸を頂いても、美味しさが数倍にはならないのが残念ではありますね。
そのあたり安価な純米吟醸がめっさ美味い鍋島と共通するところがあります。
一方で蓬莱泉吟などフラグシップは傑出して美味しいものの、特別純米くらいになると微妙というかお値段相応な感じのお酒もあったりして、この辺が日本酒の面白いところかなとわかった風なことを言おうかと思いましたが、他のジャンルの酒でも同様の傾向はありそうなので黙っておきますw
とりあえず美味しさが数倍にならないとは言っても特別純米のコスパが異常に良すぎるだけで、NABARI自体のコスパが悪いわけではないということは明記しておきます。
ブログでも人生でも三回目の而今純米大吟醸NABARIでした。

外飲み記録 和おん メイチの造り 鯵のタタキ 鱧のタタキ イシカゲ貝の酒蒸し のど黒の煮付け


本日の和おんは而今の仕入れがあったということで早速オーダー。
特別純米だったかと思いますが、相変わらず上質でフルーティな旨味。

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造りは長崎産のメイチから。
そろそろ出回り始める美味しい魚。
和おんでもなかなか出会えないくらいにレアです。

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八幡浜産鯵のタタキ。
相変わらず色々な味が混ざり合って幸せな味。

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先週食べた魚は翌週は食べないというマイルールがあるにも関わらず、やたら登場頻度の高い鱧(淡路産)。
今夏は鮎に次ぐぐらい食べている気がします。

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前回造りで頂いたイシカゲ貝(岩手産)は今回は酒蒸しで。

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おまけの鱧の骨せんべい。

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紅瞳ののど黒はいつも通り煮付けで頂きます。

而今は二合。
お盆前の週末なので仕入れが少ないかなと思いながら暖簾をくぐりましたが、特にそんなこともなく満足の和おんの外飲み記録でした。
ご馳走様でした。

【第十回】 飛良泉 羽州蔵 純米大吟醸 山田錦 秋田 飛良泉本舗


10回目になる飛良泉の髙島屋限定品羽州蔵のレビューです。
こちらは今夏購入分なので以前までの2016年出荷分とは異なる製造年月になるのですが、さて如何に。

というわけで萩の灰被りの器に注いで頂きます。
香りはいつものごとく大人しめ。
口に含むとやや水っぽさを感じる透明感から、微かに酸味の混じった上品な辛口の味わいが展開していきます。
甘味のニュアンスは皆無と言ってよく、沁み入るように消えていく後味も羽州蔵らしいです。

第9回でも一時期甘味に振れていた味わいが淡麗辛口系に戻ってきているような印象を述べていますが、年度が変わっても同様の味わいなのは元の上質な淡麗辛口という方向性に再転換したのでしょうか?
個人的には大歓迎なので是非今後もこの方向性を貫いて欲しいと思います。
飛良泉羽州蔵のレビューでした。

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