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【第四回】 飛良泉 羽州蔵 純米大吟醸 山田錦 秋田 飛良泉本舗

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四回目となる飛良泉の髙島屋限定ラベル羽州蔵のレビューです。
三回目の時に6本まとめ買いしたうちの一本なのでスペックは完全に同じになります。
これを開けても残り四本あるとはいえ、来年の初夏まで入手機会が無いということが普通にあり得るので、よほど良い肴が手に入った時にしか開けるつもりは無いのですが、良い肴が手に入ってしまったので開けていますw

というわけで早速萩の皮鯨に注いで頂きましょう。
少しフルーティなちょっとマスカットっぽい穏やかな香りは記憶の通りです。
口に含むと、例によって透き通るような透明感、しかし水っぽいというわけではない舌触りから、羽州蔵独特の繊細な旨味を楽しむことができます。
第三回では少し本領発揮に時間がかかったのですが、今回は開けてすぐにいつもの羽州蔵の味を発揮してくれました。
羽州蔵独特の味といつも表現していますが、一応無理矢理記述するなら、錐で開けた細く深い穴の中に甘味、酸味、辛味が同居しているという印象です。
舌を穴にねじ込むようにして味わいを探っていくと、ほんのりとした甘味を感じ取れたり、ほんの僅かに刺すような酸味を感じ取れたり、喉を通り過ぎる時にごく一瞬だけ辛味がフェザータッチのような感じで触れて行ったりと、上品で大人しいけれど深みを存分に楽しめるお酒です。

評価は当然に極良。
しかし飛良泉自体は知名度は高い方なのですが、この羽州蔵は検索を掛けてもほとんど出てこないレベルの無名のお酒です。
以前レビューした蓬莱泉の楽も同様にほとんど検索に引っ掛かってきませんし、特定百貨店限定ラベルはどうしても広く知られ難いみたいですね。
ただ大阪髙島屋で入荷があると、自分が複数本まとめ買いするとはいえ、残った何本かの在庫も一週間も経てば綺麗に消えてしまっているので、隠れファンの多い酒なのかなとも思います。
自分としては無名な今でも入手が結構厄介なので、むしろもうちょっと人気が高まって増産して欲しいところです。
もしくは中身同じの別ラベルを通年で販売して欲しいw

※スペックは前回までと変わらないので省きます。

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