ぐい呑み 田原陶兵衛 皮鯨 萩焼 一番の酒器

プロフィール画像にもしている萩の作陶家、田原陶兵衛さんの皮鯨のぐい呑みです。
田原陶兵衛という名は代々受け継がれており、現在は十三代に当たるそうです。
本来は唐津焼の技法の一つである皮鯨の技術を萩焼に取り込んだのが、この十三代田原陶兵衛さんなのだそうです。
萩焼は皿など幾つか所持していますが、このぐい呑みが酒器の中では一番のお気に入りです。
薄く柔肌のような色合いにうっすらと乗った鉄釉の上品な溶け込み具合がたまりません。
また盃ほど浅くなく、立ちぐい呑みほどに深くもない絶妙な形をしており、注いだお酒を一番美味しく飲める適切な量を口に流し込みやすくなっているため、初めて飲むお酒は必ずこのぐい呑みを使います。
私にとっては渡りにも景にも隙のない最高の酒器と言えるでしょう。
死ぬ前に好きな酒器で好きな酒を一杯だけ…と言われたら、間違いなく酒器はこのぐい呑みを選びます。
死ぬ前に飲む酒は…まだ決まっていません。
幾つか候補はありますが、死ぬまでにゆっくりと色々な酒を試して、そんなお酒に出会うことが目標の一つでもあります。
それでは。
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