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鍋島 雫しぼり 大吟醸 富久千代酒造 佐賀 山田錦

鍋島大吟醸雫しぼり

山田錦を35%まで磨いた上に雫しぼりという贅沢品、鍋島雫しぼり大吟醸のレビューです。
2016年最初の家飲みのお酒になります。

禾目天目の器に注いで香ってみると、割と穏やかですね。やや控えめといった程度でしょうか。
口に含むと一拍置いて前回の純米吟醸でも感じたとろみのある柔らかな甘みが広がります。
ただそこから純米吟醸のように酸味が差し込まれるというわけでもなく、緩やかな甘みを味わいながら喉奥にお酒を送り込んだところで、辛味が押し寄せてきます。
この辛味の押し寄せ具合がいきなりというか突然というか本当に一気呵成といった印象で、そのまま甘み、辛味、二つの味わいが絡み合いながら喉元を過ぎ去っていきます。
余韻もかなり重厚に残って、飲んだあとにクハーッと熱い息がこぼれます。

大吟醸をよく「華やかな」と表現しますが、このお酒はまさに花開くといったイメージです。
というか花開くどころか「爆発的」と表現しても差支えのない勢いです。
ただ非常にしっかりとした味わいで余韻も深いために、食中酒向きでは無いかもしれません。
自分は肴と喧嘩して変な味わいにならないかぎりはその辺は気にしないタイプなのですが、そういうところを気にする人は取り扱い注意かなと。
味付け海苔とかそんな簡素なつまみで、お酒を主役に楽しむ方が逆に良いかもしれません。

ただ五百万石純米吟醸と比較すると、あちらの方が遥かに好みなんですよね。
評価は可ではありますが、価格を考えると五百万石純米吟醸を軽く上回る美味しさを期待していただけに、その辺がちょっと残念なお酒でした。

鍋島 雫しぼり
大吟醸
山田錦
精米歩合 35%
日本酒度 不明
酸度 不明
富久千代酒造 佐賀

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コメント

非公開コメント

No title

鍋島の純米吟醸をちょうど日曜あけてあと半分残ってるが、実に美味いよな。

結構二人とも鍋島買ってるよね。
羨ましい限りだ

No title

この後、スペックの異なる純米大吟醸も二本開けているのだけど、結局一番最初に飲んだ五百万石純米吟醸が一番美味いというw

鍋島は新酒の時期に通販サイトで結構見掛けたからまとめ買いしておいた
もうほとんど無くなってるねw

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