【第四回】蓬莱泉 吟 純米大吟醸 関谷醸造 愛知 山田錦

はい、四回目になる蓬莱泉の長期熟成純米大吟醸、吟のレビューです。
冷蔵庫の在庫は残り二本ですが、7月出荷が近付いていますので気軽に開けてしまいます。
第三回がちょっといつもと違った印象だったので、これはどうだろうなー、と思いながら禾目天目のぐい呑みで頂きます。
口に含むと、んー、水っぽいかな。
私の言う日本酒の透明感と水っぽさは、それぞれ似ているようで別のニュアンスなのですが、これは「水っぽい」ですね。
吟はこれまで透明感という方が相応しい味だったのですが、早くも違和感。
そこから大人しめの味わいではありますが、酸味が少し強めに展開していきます。
ほの甘さと辛味も感じはするのですが、いつも以上に酸味が気になります。
いつもの吟では無い味だけど、第三回ともまた違うなーと思いつつ、別に不味いわけでは無いので、肴と一緒に飲み進めます。
二、三品程肴を食べてから、ふと口に運んだ時に、「あれ?これいつもの吟じゃね?」って味わいになっていることに気付きます。
水っぽさが消え失せて、記憶の通りの透明感、その後にやってくるほの甘さの混じった上品過ぎる旨味。
これまでは時間を置かなくても良かったのですが、今回の吟については少し時間を置いてからようやく真価を発揮してくれました。
製造年月は第二回と変わらないのですが、スペック全く同じでも印象全然違うやんけ!というのはよくあることなので、むしろ途中でいつも通りに戻ってくれただけでもありがたいw
洗心もそうですが、同じ酒を繰り返し飲んでいるからこその発見や驚きというのも酒の楽しみ方の一つなんでしょう。
スペックは本文にある通り第二回と全く同じなので省きます。
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コメント
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2016-06-18 09:22 前路山 URL 編集
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2016-06-18 12:18 shaft URL 編集