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【第三回】 飛良泉 羽州蔵 純米大吟醸 山田錦 秋田 飛良泉本舗

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三回目のレビューとなる飛良泉羽州蔵のレビューです。
少し前の別スペックのレビューで、羽州蔵が全然手に入らないと嘆いていますが、その後ようやく髙島屋での試飲販売が開催され、計6本購入しています。
洗心や蓬莱泉吟でも6本もまとめて買うことはまず無いのですが、羽州蔵についてはこの半年の間、入手手段も無ければ、いつ入荷するのかもわからない状態が続いて、もう本当に懲りたので、この先一年分確保したるわ!くらいの勢いでまとめ買いしましたw

つーわけで、「待たせ過ぎだろ、この野郎」くらいのテンションで萩の井戸形の器に注いで、半年振りの羽州蔵を頂きます。
香りは上品にやや果実系のニュアンスで微かに漂ってきます。
口に含むとまろやかな旨味が広がっていくのですが、記憶にある羽州蔵よりも少し甘めにバランスが傾いているような気がします。
いつもの羽州蔵の旨味としか表現のしようがない味わいではなく、羽州蔵の要素も含んだ甘旨味という方向に変化していますね。
喉を通る時にほんの僅かな辛味がさっと主張して去っていくのはいつも通りです。

満足な味わいであり、良のお酒としては申し分ないのですが、極良まではちょっと無いですね。
旨味が甘さ寄りに偏ったせいで、これなら羽州蔵じゃなくても良いんだよなー、というのが正直な感想です。

と思いつつ、そうは言っても良クラスである以上、めっさ旨いのでガンガン飲んでいたら、二合くらい飲み干したあたりでしょうか、甘さが緩和されて、いつもの羽州蔵らしい旨味に変化しているのに気付きました。
あー、これこれ、この味です。
半年待たせた挙句に開けてからもまだ待たせんのかよなどと悪態を付きながら、そっから先は超御機嫌で飲み干しました。

評価はどうすっかな。
とりあえず、いろいろ待たされたので今回は良のままにしておきます。
残り5本は2,3ヶ月に一本のペースで開けていくことになるでしょうから、味にブレが無ければ2016年中には極良になるでしょう。

※スペックは製造年月以外は変化がないようなので省きます。

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コメント

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No title

調合で調整している蔵でなければ、初期の頃(製造後二年程度)までは熟成により味が割りと大きく変化するので、その辺を精密に感じ取っておられるような感じがします。
開栓後瓶を立てたまま一時間、或いは開栓直後に酒器に注いでから10分程度は、酸化還元電位が劇的に変化しますし、こうした味わいの変化もお酒の楽しみどころですね。

No title

愛飲しているお酒はどうしても変化に敏感になりますねー。

No title

愛飲酒を持つという飲み方は私も好きです。同じお酒に何年も付き合ってこないと感じられない特別な感覚が楽しめますし。
有名になってしまい、私が飲むとその分飲める人が減ってしまうようなお酒はなるべく愛飲酒から外すようになりましたけど。

No title

ツンデレな感じの酒でげすかな。

No title

お酒自体はどっちかというと大人しい大和撫子系やね。

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