【第二回】 常きげん 参五磨 大吟醸 鹿野酒造 石川 山田錦

前回から一年以上御無沙汰の常きげんの参五磨のレビューです。
常きげんは吟醸王国アンティークさえ飲んでいれば満足なので、あまり積極的に他のスペックには手を出さないのですが、参五磨については前回の印象が非常に良かったことと、試飲販売の売り子さんが鹿野酒造として特に思い入れのある酒と力説するので吟醸王国と一緒に購入しました。
思い入れというのは、この参五磨とKiss of Fireだけは自社栽培の米を使っているからだそうで、その為にこの二銘柄が好きと言われるのが一番嬉しいのだそうです。
勿論自分は正直に吟醸王国アンティークが一番好き!と答えたので、微妙な笑顔を浮かべていらっしゃいましたw
さて、それでは黄瀬戸の盃に注いで頂きます。
香りはフルーツ感が多少ありますが、基本的に控え目ですね。
透明感はそれ程感じず、酸味と辛味が入り交じった味わいが広がっていきます。
味わい自体は濃すぎず淡麗系と言って良いでしょう。
最後にふわっと甘味を含んだフルーティな芳香が立ち昇ってきます。
これ吟醸王国アンティークの酸味割合を少し減らして辛味に寄せたみたいな味ですね。
前回のレビューでは割と甘味の主張も感じ取っているのですが、今回は最後にほんの一瞬程度です。
酸味系でギリギリのラインを攻めてくる吟醸王国に比べて、無難に自分好みの淡麗辛口の範疇に収まっている参五磨は個性には欠けるかも知れませんが、安心して開けることのできるタイプの常きげんとして重宝しそうです。
前回は可にしていますが良でいいでしょう。
鹿野酒造こだわりの酒、参五磨のレビューでした。
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