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ぐい呑み 波佐見焼 松尾修介 彩雲窯 深海に咲き誇る水晶花

波佐見焼松尾修介
京都の陶器まつりで入手した波佐見焼という長崎の焼き物のぐい呑みの紹介です。
波佐見焼自体は割と大衆向けというか普段使いに特化していて、昔まだ庶民にとっては高価な器であった磁器に簡単な絵付けを施して大量生産することで、その普及に大きく貢献したという歴史を持っています。
また割れにくい強化磁器(給食用などで利用)でも先駆的な存在ですね。

そんなどちらかというと気さくな印象の波佐見焼からはあまり連想できない結晶釉のぐい呑みです。
実際、彩雲窯のFacebookを拝見したところ、6月にようやく試作品が完成したばかりの新作でした。
ちなみに焼成の難易度はかなり高いそうで、20個のうち成功するのは10個程度だそうです。

とりあえず見込みがもう何というか表現し難い美しさです。
無秩序に重なる三角形の結晶の青い輝きは喩えるなら深海に咲く水晶の花群といったところでしょうか。
かなり薄造りなのも特徴で、この辺りに波佐見焼の技法が活かされているのかなとも思います。

また色が深いので陽光の下でこそ真価を発揮すると思うのですが、そんな機会って庭付きの家にでも住んでいないとなかなかありませんね。
賃貸住まいのしがないリーマンには無縁の話ですw

お酒を注いだ時の美しさは、私のコレクションの中でも一二を争う美しい酒器の紹介でした。

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